Discordをもう使わなくなった、もしくは新しいアカウントに切り替えたい。
そんなときに気になるのが「アカウントの削除方法」。
一見シンプルに思える操作ですが、実はサーバーの所有権やバックアップデータ、削除後の影響など、知っておくべきポイントがいくつもあります。
本記事では「すぐに削除したい!」という方のために、最短でDiscordアカウントを削除する具体的な手順をパソコン・スマホそれぞれのケースでわかりやすく解説します。
削除後のデータの扱いや復元の可否、再登録時の注意点まで丁寧にまとめているので、安心して手続きを進めたい方におすすめの完全ガイドです。
Discordアカウント削除方法

削除手続きの前に確認すべきこと
Discordアカウントを削除する前に、まずサーバーの所有権を移譲しておく必要があります。
自分が管理しているサーバーを削除せずにアカウントを消すと、他のメンバーが混乱する可能性があります。
また、登録メールアドレス・パスワード・2段階認証情報などを確認し、必要ならバックアップを取っておきましょう。
さらに、サーバーに保存されているデータ(画像、ファイル、ボイスチャンネルのログなど)や、他アプリとの連携状態(Twitch、Spotifyなど)も見直しておくと安心です。
削除前にすべての情報を整理しておくことで、予期せぬトラブルを避けることができます。
パソコンでのアカウント削除手順
- Discordを開き、左下の「ユーザー設定(歯車アイコン)」をクリック。
- 「マイアカウント」を選択。
- 画面下部の「アカウントを削除」をクリック。
- パスワードを入力し、「削除」を押すと完了です。
※サーバーを所有している場合は、削除ボタンが表示されません。その際は、サーバーの管理権限を他ユーザーへ譲渡してから再度操作してください。
この操作は通常数分で完了しますが、2段階認証を設定している場合には追加の確認ステップが求められることがあります。
また、複数の端末から同時ログインしている場合、削除完了までに反映のタイムラグが発生することもあります。
その際は、全デバイスで一度ログアウトしてから再度試してください。
スマホアプリでの削除手順
- Discordアプリを開き、右下のプロフィールアイコンをタップ。
- 「アカウント」→「アカウント管理」へ進みます。
- 「アカウント削除」を選択し、パスワードを入力して確定。
- 2段階認証をオンにしている場合は、認証アプリやメールで送信されたコードを入力して完了。
スマホからも数分で手続きが完了しますが、通信環境が不安定な場合はエラーが出ることがあります。
その際はWi-Fi接続を確認し、再試行してください。
また、iOSとAndroidでは設定画面の項目名や配置が多少異なるため、画面の案内に従い慎重に進めることをおすすめします。
アカウント削除後の状況と影響

削除後アカウントとデータはどうなる?
アカウントを削除すると、30日間は「復元可能」な状態で保持されます。
その間に再ログインすれば、削除手続きを取り消して元の状態に戻すことができます。
この期間はあくまで猶予であり、30日を過ぎるとすべての情報が完全に削除されます。
メッセージ履歴やフレンド情報、登録サーバー、ボイスチャットの履歴、アップロードしたファイルなども含め、いかなる手段でも復元は不可能です。
Discordのシステム上では「完全削除」とみなされるため、データベースからも痕跡が消えます。
もし削除後に同じメールアドレスで新たに登録しても、それはまったく別の新規アカウントとして扱われます。
削除処理中も一時的に通知が届いたり、フレンドリスト上で「オフライン」と表示され続けることがありますが、これは削除反映の遅延によるものです。
時間の経過とともにサーバー上から情報が順次消えていくため、完全削除の反映まで1〜2日かかることもあります。
メッセージ送信・他ユーザーへの表示はどうなる?
削除されたアカウントのメッセージはサーバーやDM内に残りますが、ユーザー名は「Deleted User(削除されたユーザー)」として表示され、個人を特定することはできません。
ただし、削除前に送信した画像や添付ファイル、引用されたメッセージなどはそのまま残る場合があります。
これはDiscordの仕様によるもので、サーバー全体の履歴保存機能が原因です。
完全に消したい場合は削除前に自分のメッセージやアップロードファイルを1件ずつ手動で削除する必要があります。
また、フレンドリストから自動的に消える一方で、他ユーザーのチャット履歴にはあなたのメッセージがアーカイブとして残るケースもあります。
これを避けたい場合は、事前にDMを閉じるか削除申請を相手に依頼する方法もあります。
削除後は新しいアカウントから過去のデータにアクセスすることはできないため、必要に応じてスクリーンショットや会話記録を保存しておくと良いでしょう。
アカウント削除の際の注意点

手続き前にバックアップすべきデータ
削除前に以下のデータを保存しておくことをおすすめします。
- サーバー設定や招待リンク(特にコミュニティ運営を行っている場合、再構築に時間がかかるため必須)
- フレンドリストやユーザー名、タグ番号(再登録時に同じ友達を探すのが難しくなるため)
- 重要なDMのスクリーンショット、ファイル添付、画像データなど
- ボットやアプリ連携情報(Twitch、Spotify、YouTubeなどの外部サービス設定)
- Nitroなど有料プランの契約情報、支払い履歴やサブスクリプション状況
これらのデータは削除後に復元できず、Discordのサーバーから完全に消去されます。
必要に応じて別アカウントや外部ストレージ(Google Drive、iCloudなど)に保存しておくと安心です。
特にビジネス用途やゲームコミュニティで使用していた場合、やり取りの記録やサーバーログは後から確認できないため、PDF化やテキスト保存を行っておくと良いでしょう。
また、削除直前にはもう一度設定画面を見直し、漏れなくバックアップが取れているか最終チェックすることをおすすめします。
削除後の復元や再登録

アカウント復元とデータ保持の仕組み
削除から30日以内であれば、同じアカウント情報で再ログインすることで復元が可能です。
この期間は「猶予期間」として設けられており、誤って削除した場合でも安心して戻せるようになっています。
ただし、30日を過ぎるとアカウントは完全削除状態となり、サーバー・メッセージ・フレンドリスト・Nitroなどの有料情報まですべて失われます。
Discordのサーバー側では完全に消去処理が行われるため、復元依頼をサポートに送っても対応はできません。
また、削除処理中に他のデバイスでログインしても削除がキャンセルされない場合があるため、復元を行う際は必ず同一デバイスから再ログインすることを推奨します。
復元後は削除直前の状態に戻るものの、一部のサーバー設定や連携アプリ情報がリセットされるケースがあります。
特に外部連携(TwitchやSpotifyなど)を再度有効にする必要がある場合があるため、復元後に設定を確認するようにしましょう。
また、アカウント復元を繰り返すとセキュリティリスクが高まるため、意図的に削除・復元を繰り返す運用は避けるべきです。
再登録時の条件と注意点
削除後30日を過ぎてから同じメールアドレスで新規登録することは可能ですが、過去のデータは一切引き継がれません。
Discord上では「完全に新しいユーザー」として扱われるため、サーバー招待・フレンド追加・ボイス設定などを再設定する必要があります。
また、同じユーザー名やタグは他のユーザーに使用されている場合があり、希望の名前が再度使えない可能性もあります。
再登録時には、過去のアカウントとは別の個性を持たせるようにすると良いでしょう。
再登録後に以前と同じサーバーへ戻る場合は、サーバー管理者に招待リンクを再発行してもらう必要があります。
加えて、再登録したアカウントではNitro特典やカスタム絵文字履歴もリセットされるため、有料プランを再契約する場合は登録情報をしっかり管理しておくことが大切です。
記事のまとめ
Discordのアカウント削除は、数分で完了できる一方で、事前準備やデータ確認を怠るとトラブルにつながる可能性があります。
特に、サーバー所有者は権限を他ユーザーへ譲渡してから削除することが必須です。
また、削除後も30日間は復元可能な「猶予期間」が設けられており、この間にログインすればアカウントを元に戻せます。
ただし、30日を過ぎると完全に削除され、メッセージ履歴・フレンド・サーバー設定などは一切戻らないため、必要な情報は事前にバックアップしておくことが大切です。
再登録時には、同じメールアドレスを使えるものの、以前のデータは引き継がれません。
つまり「まったく新しいアカウント」として扱われる点を理解しておきましょう。
短時間で削除を済ませることは可能ですが、安全かつ確実に削除を行うには、手順を確認しながら慎重に進めることが重要です。
Discordを退会する際は、この記事を参考に、後悔のない手続きを行ってください。

